
大阪は、太平洋戦争末期の空襲で甚大な被害を受けました。中心部の御堂筋の建物はほとんど焼け落ち、戦後すぐは、梅田から難波の高島屋が見えたとも言います。
私たち、世界連邦運動協会京都・大阪府支部は、焦土から復興を成し遂げたこの大阪を、「平和を育む都市」としても再生させようと、日々の活動に取り組んでいます。
そうした活動のひとつが、次世代を担う子どもたちに平和の大切さを伝える「出前・平和授業」です。2007年10月までに大阪府内の小学校8校で実施し、同様の活動は全国各地に拡がりつつあります。
また、2007年8月には、当支部が中心となって、絵本『平和の種』を制作致しました。
この本は、世界連邦宣言自治体のひとつである京都府綾部市が2003年に実施した「中東和平プロジェクト」において、日本に招待されたイスラエルとパレスチナの子どもたちの心の交流を描いたものです。
こうした活動が、私たちの念願である核兵器の廃絶と恒久平和を希求する世界連邦運動の次のステージへの第一歩となることを祈念し、私たちはこれからも世界連邦運動の発展と普及のために、さらなる努力を重ねていく所存です。皆さまのご支援を賜れれば幸甚でございます。
世界連邦運動協会 京都・大阪府支部
支部長 税所凉子